~わんこの順位付けってホント?飼い主とわんこの関係性を考える~
「もしかしてウチのわんこになめられてる・・・?」そんなふうに感じた事ありませんか?
わんこは元々、群れで暮らしてきた動物。だからこそ、「上下関係がある」「飼い主がリーダーになるべき」なんて言葉を聞いたことがある人も多いと思います。しかし最近は、家庭犬に順位付けは関係ないという考え方も広まってきています。
そこで今回は、“わんこの順位付け”が本当に必要なのか?信頼関係との違いや、多頭飼いで起こる力関係について、わかりやすくお話ししていきます。
①わんこが飼い主をどう見てるの?
わんこが「おすわり」や「待て」に素直に従ってくれると、これはリーダーとして認められてる証拠かな?と思うかもしれません。でも、それって本当に上下関係なんでしょうか?実は、それは「信頼しているから」なんです。たとえば、わんこが飼い主とアイコンタクトをする、落ち着いて散歩する、そばに寄り添うこうした行動は、信頼と安心の証であり、力による支配ではありません。
②多頭飼いの場合は少し違う?
複数のわんこを飼っていると、「この子がごはんを先に食べる」「この子がソファの真ん中に座る」など、自然に“役割分担”が見えてくることがあります。これはわんこ同士がうまく共存している証であり、必ずしも“上下関係”があるとは限りません。
人間の社会にもリーダーシップのある場面がありますが、それと同じように、場面によって役割が変わるだけなんですね。
③「順位付け」よりも大切なこと。
大切なのは、わんこに安心してもらえる関係性を築くこと。
無理にリーダーになろうとすると、逆にわんこのストレスや問題行動につながる場合もあります。
わんこは人間と違って、支配されたいわけじゃありません。
穏やかで信頼できる飼い主との絆こそが、わんこにとっての安心材料なんです。