愛犬とのお出かけ、楽しみですよね。でも、車に乗るとすぐにぐったりしてしまったり、吐いてしまう子もいます。これは車酔いが原因で、体のバランスや緊張が関係しています。そんなとき、東洋医学の知恵を生かしたツボやマッサージで、愛犬の体と心をやさしくケアしてあげましょう。
まずおすすめしたいのは、
内関(ないかん)というツボです。
場所は前足の内側、手首と肘を結んだ線の上で、手首寄りからおよそ4分の1あたり。ワンちゃんの大きさによって若干の差がありますが、感覚的には「手首から少し上」と覚えてください。
吐き気やめまいを抑える効果が期待でき、出かける前に軽く指の腹で押すか、円を描くようにマッサージしてあげると良いでしょう。
次に、液門(えきもん)というツボ。
こちらは前足の甲側、小指と薬指の間にあります。緊張や不安をやわらげる効果があり、乗車時のストレス軽減に役立ちます。指で優しく押してあげるだけでも、リラックスしやすくなりますよ。
そして、ツボではありませんが、東洋医学で大切な場所とされる丹田(たんでん)。
おへその少し下あたりを手のひらでゆっくりと円を描くように撫でると、全身のリラックスに効果的です。出発前の短い時間でも、落ち着きを促す助けになります。
また、お家でできる車酔い対策としては、乗る前に軽く散歩をしてエネルギーを発散させることや、食事は乗車の直前・直後を避けてあげるのがポイントです。車内は換気を良くして、愛犬の好きな匂いのついたタオルやおもちゃを入れてあげると安心感が増します。
飼い主さんの声かけも大切です。緊張しているときは、やさしく話しかけてあげてください。愛犬の様子を見ながら、無理のない距離から徐々に慣らしていきましょう。
東洋医学のケアは、薬に頼らずに自然な体のバランスを整える方法です。今回ご紹介したツボやマッサージは、気軽に取り入れられるケアなので、ぜひ試してみてくださいね。これからのドライブが、愛犬にとってもっと楽しい時間になりますように。
メールアドレスが公開されることはありません。 ※ が付いている欄は必須項目です
コメント ※
名前 ※
メール ※
サイト
次回のコメントで使用するためブラウザーに自分の名前、メールアドレス、サイトを保存する。