ペットにも“癒し時間”を 実はストレスを感じやすいペットたちとその対処法

犬のストレスサイン 不安そうな様子

私たち人間と同じように、犬や猫などのペットたちも日々の生活の中でストレスを感じています。大きな環境の変化だけでなく、実はほんの些細なことでも心や体に負担をかけてしまうのです。飼い主さんにとって大切なのは、ペットがどんな時にストレスを抱えやすいのかを知り、やさしくケアしてあげることです。

ペットが感じやすいストレスの原因

代表的なものは「環境の変化」です。引っ越しや模様替え、旅行などはもちろんですが、来客や近隣の騒音といった小さな出来事でも不安を覚える子は多いです。また、飼い主さんが忙しくて一緒に過ごす時間が減ることや、運動不足、刺激の少ない生活もストレスにつながります。犬や猫は人の感情にも敏感で、飼い主さんの緊張や不安を察して同じように落ち着かなくなることもあります。

ストレスのサインを見逃さないで

わかりやすいサインとしては、落ち着きがなくなる、吠えやすくなる、グルーミングのしすぎ、食欲が落ちる、下痢や嘔吐などがあります。中にはじっと動かなくなったり、逆に過剰に興奮して走り回る子も。普段と違う行動が続いたときは「もしかしてストレスかな?」と考えてみましょう。

ペットのストレス対処法

一番大切なのは「安心できる時間」をつくることです。静かで落ち着ける場所を用意し、好きなおもちゃや毛布などで安心感を与えてあげましょう。十分な散歩や遊びも欠かせません。軽い運動は気分転換になり、心と体の両方を整えます。

さらに、やさしいマッサージもおすすめです。東洋医学では、ストレスの緩和に役立つツボがいくつか知られています。例えば、前足の甲側にある「液門(えきもん)」は緊張を和らげるのに効果的とされます。額の中央にある「印堂(いんどう)」はリラックスを促し、イライラを鎮めてくれるポイントです。そして頭頂部にある「百会(ひゃくえ)」は、全身のバランスを整えるツボとして知られています。撫でるように軽く刺激してあげるだけでも、落ち着きや安心感につながります。

犬のツボ 液門 百会の位置 わかりやすいイラスト

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